陸前高田いいね

6月12日(水)  156日目

 

 道の駅周辺を朝の散歩です。道の駅を含めてこの一帯は高田松原津波復興祈念公園として整備されています。海のすぐそばなので震災遺構も残されており、津波の破壊力を想像できます。そして東日本大震災津波伝承館。震災や津波そのものだけでなく、道路啓開や後方支援を含めて多角的な視点で災害を立体的に伝えてくれます。ここは是非見学してほしい施設です。嵩上げされた市街地に出て陸前高田市立博物館へ。ここも素晴らしい。展示の見やすさや動線の良さ、わかりやすい説明に加え、遊びながら子どもの学習意欲を刺激するワークルーム等もあり、歴史や文化を次世代に伝え育てていこうという学芸員さんの心意気が垣間見られます。震災後、2022年に再建するまでの復活の苦労も偲ばれ、博物館好きとしては大きな拍手を送ります。

陸前高田でお目覚め

タピック45(旧道の駅高田松原)、津波到達地点は14.5m

海側から。津波避難施設で堅牢だったので外観は損傷度低い。

津波で流出した名勝・高田松原は再生中

意外と防潮堤とマッチするんじゃないか

海側から見た追悼祈念施設、グランドデザインは内藤廣さん

陸前高田ユースホステル

山側には、7万本の中で唯一残った奇跡の一本松

今は人工樹のモニュメントとして残っています

海側からの気仙川と気仙大橋、左が気仙中学校

気仙川水門は近くまで来るとやっぱデカい

気仙中学校

屋上まで津波がきた

校舎裏

下宿定住促進住宅、津波の高さが伝わります

4階まで激しい損傷です

東日本大震災津波伝承館のアーカイブは活きる資料

たぶん再訪すると思う

陸前高田市立博物館へ、設計は内藤さん

円形展示を囲む動線

日本最大の気仙隕石(実物は国立科学博物館に展示)

色とりどりの魚たち、楽しい

文展示も結構充実

土偶さん

並んでます

これは土偶じゃなくて石棒の装飾、愛称は「せき坊」

何度か載せてるけどw、石棒ってこんなやつです

民俗展示は、やっぱ漁業関連が多い

猫淵神社の奉納絵馬、絵心あるなぁ

高田人形、再生するの大変だったろうな

被災した文化財の救出と修復の過程、もうドキュメンタリーですよ

円形展示室は貝たちの部屋

単純にキレイです

地域の想いがこもってます

また来ましょう

交流施設まちの縁側

隈研さんらしい設計

犠牲者1709人の刻銘碑、隈研さん設計かと思ったら内藤さんだった

市街地にある米沢商会ビル、個人で維持している遺構です、頭が下がります

 復興建築の見応えもあって、思いのほか陸前高田に長時間滞在しました。岩手県を離れて宮城県を南下しましょう。気仙沼では、神明崎から岩井崎へ。天気が良いので海がキレイです。震災遺構の旧気仙沼向洋高校に寄って、南三陸町へ。道の駅に隣接する南三陸さんさん商店街は、平日の夕方だからなのか人影ほぼ無し。伝承施設の南三陸311メモリアルは、なんかシアターに予約が要るみたいで入んなかった。震災遺構は南三陸旧防災対策庁舎、ここも町全体が10mほど嵩上げして高台になってるので見下ろす遺構になってます。さて、お風呂は長沼温泉ヴィーナスの湯、ナトリウム-塩化物泉、加温、循環、塩素消毒あり、500円、靴ロッカー・脱衣ロッカー、ボディソープ・リンスインシャンプー備付け、ドライヤーあり、休憩場所あり、食事処なし、Wi-Fi未確認。薄緑でややツル、無臭塩味。意外と溶存物質が多く、この辺では貴重な温泉なんじゃないか。長沼のほとりで周辺の景色もいい。外では人懐こいネコもじゃれてきます。

気仙沼に来ました

気仙沼

神明崎の五十鈴神社

子持ち狛犬さん

ありゃ鞠を持ってない、向かいの子獅子に取られたな

境内社の猪狩神社、海苔養殖の神さまです

龍神社と同座で、こっちの社殿のほうが神社らしいね

津波で行方不明になった恵比寿さんは、2020年に海底から引き上げられた

岩井崎へ、このキレイな海も17mの高さで襲ってきた

津波の後に残った松は龍の形に

潮吹岩は、震災後に吹き上げる高さが低くなったらしい

岩井埼灯台

震災遺構の気仙沼向洋高校旧校舎

4階には流されてきた冷凍工場が激突した跡

三陸311メモリアル、設計は隈研さん

三陸さんさん商店街、この木造切妻も隈研さん

この橋も隈研さん(パシコンとのJV)

震災遺構の旧防災対策庁舎

お風呂は、長沼温泉ヴィーナスの湯

長沼の景色もいい

 道の駅・みなみかたでお休みです。久しぶりにボッチ泊。ここんとこ、夜は少し冷えるけど、朝は暑くて目が覚める。