城下町から黄泉の国へ

119()  12日目

 

 朝、富田城に行こうとクルマの整理してたら、年配の母娘さんに清水寺の場所を尋ねられました。いや地元じゃないんすけどと思いつつ、マップをググって道順を返答。母娘さんが去ったのち、「ふ〜ん安来の清水寺ねぇ。行ってみるか。」てことで出発です。割と有名なお寺さんらしく、国道9号からの案内看板がここそこに。何度も国道9号を通ってますが、興味を持たないときには目に入らないものですな。

清水寺

参道はいい感じ

狛犬さんは何を思う?

本堂

なんか見えるぞ

三重塔だ

三重塔裏手の彫刻

 

 久々の月山富田城へ。途中で白鳥の群れに会う。この辺で越冬するのかね。それにしても飛行場の滑走路みたいに離着陸の方向が決まってるのね。富田城は整備されて登城しやすくなってた。昔はちょっとした登山て感じだったのが、登城って感じに変わった。それでも以前登ったときよりもしんどいぞ。年か⁉︎ いや暑さだな(たぶん)

下山時に、「昔はここに出てきたよな」と記憶のある山道を降りていったのですが、途中で倒木で歩きにくくて戻っちゃった。記憶違いかなぁ。まあ新道が整備されると旧道は廃れていくというのが世の習わし、それにしても11月なのに半袖でも汗だくってどうなってんのか。これは風呂で汗を流すしかない、てことで広瀬温泉・憩いの家へ。ぬるめの硫酸塩泉でまったりしました。なんか湯量が減ってるって話なのですが、できる限り存続してほしいな。

わりと鳴いてて喧しかった

月山富田城、4km手前から遠望

尼子氏の家紋が旗めく

山中鹿介さん、たぶん「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」の像

中屋敷跡は、かなり広々

説明板はここにあった

三の丸の石垣

こっちは二の丸

本丸から中海を臨む

山上には大国主命をお祀りする勝日高守神社

迷い道では蜘蛛が熊ん蜂を捕食中



 月山、と言えば吉田酒造さんです。飲んだことない美月純吟をチョイス。低アルコールでやや甘口らしい。初心者向けと言えるのですが、昨日も千代むすび酒造さんで、日本酒愛飲者の裾野を広げなきゃって話してました。けどそもそもアルコールを飲まない人が増えてるのをどうにかしないとね。お隣りにある湧水をグビグビ飲んで、黄泉比良坂に向かいました。

吉田酒造さん

店内

美月を購入



 黄泉比良坂は、古事記での最初のホラーストーリーの舞台です。「(見るなと言ったのに、)見〜た〜な〜!」の発祥です。女性が「見ちゃダメ!」と言ったときは絶対に見ちゃいけませんよ。詳細は古事記を(町田康さんの口訳古事記がオススメ)。昔ここで撮った写真で、若干顔面が歪んだ写真があったのを思い出した。デジカメだったのに。さて裏山で「この道には入ったことないぞ」と歩いてみると行き止まり。こういうのも楽しい。

もっと詳しい説明が欲しいぞ

モノクロのほうが雰囲気がいい

伊邪那岐命は、この岩で黄泉の国との道を塞いだ

こういう道を入るとね

こういうことになった



 で、ふと思いついて、「日の入りは17:09ですか。天気いいので宍道湖の夕陽を見に行こう。」と西へ。ところが夕陽スポットの路側帯は混雑で入れず、かなり先でUターンして反対車線の路側帯にやっと停められた。いやあ平日なのに人がいっぱいですよ(カップルもね)。天気がいいからかね。残念ながら日の入りの頃には雲がかかっちゃったけど。

雲の中で残念




 しんじ湖温泉は旅館ばっかで日帰り入浴もお高いのですが、ちどり湯を見つけました。一応、松江しんじ湖温泉を引湯していて400円の銭湯価格。ビルの1階で駐車料金は75分無料です。

ちどり湯。リーズナブルでよい。



 夕食はクルマ流していて見つけた中華屋さん。道の駅・本庄でお休み。