九州上陸!

1127()  30日目

 

 もう出発からひと月経っちゃった。海沿いで移動してるから鳥取・島根・山口と各県とも半分くらいしか回ってないけど、10/県で単純計算すると510日掛かるか。北海道とか離島込みだと係数1.5として765日だな。

 さて今日はこの旅で初の離島です。って船で10分だけど、巌流島に上陸です。ご存知、武蔵と小次郎の決闘場所ですが、それ以外には何もないです(釣り人にはあります)。ちょっと散歩しただけでしたが、意外と皆さんここに来るのです。一人旅女子も重そうなキャリーをゴロゴロしながら来てました。島から戻ったら下関の街を散策です。いや、下関って「ふく」だけかと思ってたらレトロな街じゃないですか。海峡の向こうの門司港レトロは名を馳せてますが、下関レトロもなかなか。なんだかんだと14時頃まで下関に滞在してましたよ。

巌流島へは船で10分

当然関門橋も見えます

小次郎、敗れたり

島から下関を臨む。桟橋には釣り人。

戻ってきました

ふくが並んでおかえりなさいと

登った人がいるということだな


 まずは関の氏神さん亀山八幡宮、そして旧英国領事館へ。そこを出て、ふと道の向こうを見るとレトロな建築物が。旧秋田商会ビルでした。ここの案内人のお姉さんも「山口県は宣伝が下手で、レトロと言えば門司に負けちゃって。下関は旅行者の興味が源平や幕末や文芸に分散しちゃうんです」って仰ってた。でも逆に広く浅くの人にはウケるんじゃないかなぁ。ここには最後の金子みすゞさんを撮影したとされる写真機が展示してありました。ということで金子みすゞ詩の小径も散策です。

団体客にガイドさんが説明中。「鳥居の扁額にはボールが挟まってて、、、」

あ、ホントだ。昭和33年からずっと挟まったままらしい

御由緒

背に子どもの狛犬さん

拝殿

馬関戦争の火ぶたはここから

またふくだ

旧英国領事館へ。ユニオンジャックが旗めきます

洋館の階段はけっこう好きで

装飾も凝ってるし。ロボットに見えるな

道の向こうにレトロなビルが

旧秋田商会ビルでした

なかなか貫禄あるぞ

2階と3階は住居だったようだ

螺旋階段もあり

お隣りは、現役では日本最古の郵便局

金子みすゞさん終焉の地もここ下関

金子みすゞ詩の小径を辿ると

あちらこちらに

顕彰碑や歌碑があります

死の前日に撮った写真館は、今は亀山宮の駐車場

ひとり旅だと顔ハメができんな、、、

 じゃそろそろ海峡をくぐるか。あっという間に九州のノーフォーク広場に。和布刈神社に寄った後、門司港に行くかとクルマに座ると、うん?門司港レトロハイマート(黒川紀章さん設計の高層マンション)がすぐ近くに見えるな。歩いてもすぐなんじゃね?で歩きます。ノーフォーク広場から15分くらいで行けます(駐車場代が浮いた)。平日でも観光客いっぱいだ。うーん、下関との違いはレトロエリアが集約されているってとこだな。そりゃ観光的に利便性が高いわ。またノーフォーク広場にテクテクと戻る。ここで泊でもいいんだけど、明日は日明浄化センターに見学予約しちゃったし、小倉辺りまで出ましょう。600円で入れるスパ銭を探し当てましたが、道が分かりにくい。グルグル回って見つけたらビルの3階だった。華の湯HIBURANという小学生未満お断りのナトリウム・マグネシウム塩化物泉。のんびりできるような施設じゃなかったわ。

海底トンネルを抜けて九州上陸。ノーフォーク広場へ

九州側からの関門橋

遊歩道を通って

和布刈神社へ

足もとは、一歩さがると海へドボン

門司港レトロ、割と近いぞ

歩いてる途中の花壇人形たち。なぜ真ん中にビオフェルミン

大連友好記念館

旧門司税関

旧門司税関の二階は作業中で上がれなかった。煉瓦はイギリス積みですね

屋根構造も見えます

出たよ、文字港

旧大阪商船ビル

門司港駅。噴水は無くなったのかな?

終着駅の匂い

JR九州本社がやっぱシブいですね

帰り道の名もなき倉庫群や

港に隣接するビルのほうがレトロじゃないか

そして港も夕刻です

この線路は土日祝しか使われません

 

 さて、この辺で泊まるところは埠頭の岸壁くらいですか。久々に寝不足覚悟で快活クラブにするか。こないだのマンガの続きでも読もう。