ご褒美のような快晴

5月21日(火)  134日目

 

 快晴です。嫁さんがたらいに、もとい、たらい舟に乗りたがっているので乗りにいきます。矢島で観光たらい舟、溶岩台地に囲まれた入り江で波もなく水がキレイ。櫓を漕ぐお姉さんに歴史民俗を色々と教えてもらいます。それにしてもこのたらい舟、櫓が進行方向についてて固定されていないというのも力学的に変なのです。「漕ぎますか?」と言われましたが、どう見ても技術習得に時間が掛かりそうなので遠慮しました。

小木町でお目覚め、たらい舟に乗ります

自分の乗ってるたらい舟は写せないわけで

周りの景色を撮るしかない

たらい舟を降りて散歩

矢島・経島ってとこです

これが経島の祠で

これが日朗さんの石像かな

キレイな入り江なのです

朝から結構な数の観光客が来てます

櫓を操るの絶対難しいよ

周辺は溶岩隆起の地形で

ゴツゴツした岩だらけ

お馴染み(?)の「枕状溶岩」ってワードは、ここで最初に使われたらしい

潮が引いてれば、あの穴に入れそうですね

 小木民俗博物館で縄文時代の長者ヶ平遺跡展示がありそうなので入館。旧宿根木小学校の木造校舎を再利用した博物館です。うん、遺跡出土品はどっちかって言うとおまけ扱いな展示で期待外れなのでした。ところがですね、江戸時代の千石船の再現がスゴイ。これだけでも入館する価値があると思うよ。船大工の技術を見せつけられました。そして民俗資料!笑っちゃうくらい大量の資料が、これでもかって校舎の中に雑然と展示、いや置かれてますw。これ絶対に佐渡市民が要らなくなったものを廃品回収かってくらい集めたんじゃないかw。でもそのリサイクルショップ感が面白いのだ。じっくり見学すると2〜3時間掛かるぞ。博物館から歩いて宿根木の重伝建地区を散策、海岸遊歩道を通って戻ります。

小木民俗博物館へ

千石船デカい

十分の一模型を作ってから実物を造る

船の中にも入れます

中はそこそこ広い

船頭部屋は畳一畳ほど

風まかせなので、安全な航海は神頼み

民俗展示は木造校舎を再利用

キレイどころに出迎えられました

以下、大量出展資料のほんの一部をお楽しみください

主目的だった縄文展示は

これくらいでしたw

宿根木の町を散策です

地形に合わせた三角家

町全体が路地みたいです

なかなか雰囲気良し

軒には凝った意匠も

どの家も渋いね

20〜30分くらいでひと回りできます

町の奥には白山神社

嫁さん曰く、男前な狛犬さん

そう言われると、後ろ姿もシュッとしてます

阿形は男前じゃないらしい

そう言われると後ろ姿もなぁ、、、

海に出ます

白いのは船繋ぎ石ですね

海岸を歩いていきます

もろに溶岩

歩きにくいですが

景観はオレ好みです

なんだ、海岸を通らなくても隧道があったんだ

溶岩台地は荒涼とした景色です

この入り江から先は通行止め、抜け道を通って博物館へ戻ります

 島の西側の海沿いを、沢崎鼻灯台、神子岩、潜岩と寄りながら、佐渡乳業でソフトクリームを食べて、佐渡観光のスタンダードである佐渡金山へ向かいます。まあ金山銀山はどこも似たり寄ったりなので新鮮味は無いです。世界遺産登録に向けて頑張ってください。京町通り、北沢浮遊選鉱場跡と周って、まだ日の入りまで間があるので近所でジオっぽい弁慶のはさみ岩ってとこへ。ここで横浜から来てた岩好きオジサンと軽く全国岩談義、クルマ見当たらないので訊くと、アップダウンの激しい佐渡をレンタサイクルで移動しているとは見上げたオジサンです。明日は尖閣湾に行くと仰ってたので我々も行ってみるかね。さて、お風呂がね、相川地区で日帰り入浴やってるところが休みなのです。パスして明日にします。同じく夕食も居酒屋くらいしか開いてなくてコンビニ飯です。きらりうむ佐渡にクルマ停めて飯を食ってから、さっき行った北沢浮遊選鉱場のライトアップを観にいきます。ビール飲んじゃったので、この旅で初の嫁さん運転です。

沢崎鼻灯台

神子岩、昔は船からの目印だったそう

潜岩、これがまた良い岩

佇まいもさることながら

枕状溶岩の重なりで網目模様になっているのです

別名キリン岩とも呼ばれてます

すぐ横は万畳敷、うん確かに広い

佐和田地区に来ると

桟橋の向こうに海がキラキラしてます

わざわざ金井地区に寄って

佐渡乳業で

カマンベールチーズソフトを食べたりする、フツーのソフトより50円高いぞ

相川地区に来ました

佐渡金山に入ります。コースは2つあって、こっちは明治以降の道遊坑コース。

インディジョーンズ魔宮の伝説

見学できる坑道は意外と短くて

メインは外ですね。ここは道遊の割戸の下あたり。

道遊の割戸、人力で山を割っちゃうのはスゴイよなぁ

蝶々も舞ってて長閑、人も来ないし

立坑とか

機械工場とか

いろんな機械を展示してて

いかにも明治以降の金山って感じ

あれが搗鉱場ですね、あとで行こう

こっちは江戸時代の宗太夫坑コース、別料金です

資料館には江戸期のジオラマ、「なに見てんのよ」

「じろじろ見てんじゃねぇよ」

「え、見えちゃってる?」

金山の第3駐車場あたり

廃墟感、いいですね

さっき上から見た搗鉱場跡

建屋は無くなって基礎だけです

京町通りへ

金山が華やかなりし頃は一番の繁華街でした

時刻を告げる時鐘楼

北沢浮遊選鉱場跡へ

ちょっとツタに覆われすぎ

なんかイマイチ

オシャレな廃墟ってやつ?

これはスピーカー、ずっと環境音楽っぽいのが流れてる

鋳造工場跡

シックナーはどこの選鉱場も同じですね

そろそろ陽が落ちてきました

弁慶のはさみ岩

海岸に降りて

真下から見上げます

きらりうむ佐渡からの夕景

対岸の建物が夕陽をうけて燃えてます

再び北沢浮遊選鉱場跡へ

穏やかなライトアップです

シックナーも光ってます

我々以外には2人しか来てなかった

さて戻りましょう、寝床へ

 きらりうむ佐渡に戻ってお休みです。車中泊組3台、今日は昨日の雨がウソのような快晴に恵まれました。明日は佐渡最終日です。嫁さん、トキを見ることができるかな?