ほぼ津和野DAY

1121()  24日目

 

 朝6時半に寒くて目が覚めた。辺りは雲海の真っ只中。「あ、これは津和野城に登ったら町が雲海に沈んでる景色が見れるぞ」と思いつつ二度寝した。8時に起きて津和野城へ。もう雲海はほぼ消えてます。観光リフトが運行前なので、えっちらおっちらとハイキング。本丸の下で、「え、歩いて登ってきたんですか。リフトは私が一番乗りだったので」と仰るおじさんと出会う。何を隠そうこのおじさん(三河出身58歳、愛知の超大手自動車メーカー勤務)がお城フリークで、40分くらい立ち話しましたw。愛知県だけでも細かい城跡を入れると1600城ほどあるようで全部行ったらしい。お城のシンポジウムにも参加してたりして、隙を見つけては全国の城巡りをしてるんだって。全てを写真に撮りたいので、ひとつの城に23時間は掛かると仰る。いや趣味人ってスゴイなぁ。「なぜ関西の人は家康公を嫌うのか」と質問されたので、諸説答えておきました。「ぜひ江戸城を満喫してくださいねっ」が別れ際に言われたセリフですが、そういや東京に居たときも江戸城行ってないわ。やっぱ家康公を嫌ってるのか?w

上に見えてる城跡に登ります

津和野が一番紅葉がキレイだったかも

リフトはまだ営業してない

出丸へ

出丸から町を臨む

二の丸の石垣が崩落しちゃってるよ

説明板があった

紅葉してます

三の丸から三十間台を見る

三十間台へ

三十間台から

これも三十間台から

真ん中にいるのが城おじさんです

眼下に列車が通行します

赤もキレイけど

黄色もキレイ

 

 勝手知ったる津和野の町をぶらぶらします。太鼓稲荷神社にクルマを停めていたので、千本鳥居を降りて乙女峠へ登る。マリア聖堂で十字を切って降りていくと、加古川から来たおばさまと出会う。「ご近所ね」と喜んではいただいたが、「あなた、カトリック?」「いえ違います」「あなた、写真家?」「いえ違います」全部違ってスミマセン。乙女峠は苔で滑るのでお気をつけてとお別れし、津和野駅へ。暫し待合室で休憩して、日本遺産センターへ。うーん、前に来たとき百景図ってあったかなぁ?覚えてないわ。さて本筋()の酒蔵へ。殿町通りに2軒並んでいるのです。華泉酒造さんと古橋酒造さん。両方とも有形文化財です。まあこの辺りは重伝建地区なので。

太皷谷稲成神社

千本鳥居を降ります

御由緒があった

乙女峠への坂道は滑ります

登るとマリア聖堂が

静かに佇んでいます

マリア聖堂の中

壁にはステンドグラス


 

説明板

こんな静かなところに

昭和の遺物、デュエットフォンがあったよ

駅前にはデゴイチ

駅名表示がいいね

日本遺産センターには

鷺舞とかを展示

華泉酒造さん

ショップの中

古橋酒造さん

ショップの中

来るたびに鯉がデカくなってるような

鷺舞をする弥栄神社

 

 クルマに戻るともう14時半だ。地図を見ると畳ヶ淵ってのがある。これはジオの匂いがプンプンしますね。行ってみます。ありゃ、途中で道が通行止めだ。ナビ子、またやったか。歩いてた婆ちゃんに訊くと「行ける行ける、皆とおっちょるよ。向こうの通行止め抜けたら修理工場でクルマがよおけ置いてあるとこ左に登ればすぐじゃ」と仰る。確かに通行止め柵の横にクルマ1台分の幅が空いてる。信用します。、、、うん、婆ちゃん、皆が通ってるというのは軽トラって条件付きですね。途中でホントに抜けられるのか3分ほど悩みましたよ。出口(向こうからは入口か)も通行止め柵横が1台分空いてたから、やっぱ通ってるんだ。無事に畳ヶ淵に到着。柱状節理の柱と亀甲石の河床でできた淵でした。溶岩が流れてたってことです。なかなか見応えあった。近所の澄川酒造さんへ。なんか小売りしてなさそうだったけど、歩いてきたオッチャンに訊くと「小売りしてるよ」とスタスタと酒造に入っていく。なんだ、酒造のエライさんじゃないか。ここは決め打ちで壱番纏純大吟を買おうと思ってたけど在庫切れだった、、、。

説明板

地元製作(たぶん)のウェルカムボードが

亀甲石の河床

柱状節理の柱も

キレイな五角形

が広がっています

上流側はこんな感じ

澄川酒造さん。中は事務所だった

本日は3本

 

 昨日の反省で、道の駅・ゆとりパークたまがわのカレー屋さんが20時まで開いてるのを確認してから、入浴は田万川温泉憩いの湯へ。カルシウム・ナトリウム塩化物冷鉱泉。結構温い露天風呂でまったりしていると空と山の端境が消えていきます。多分明日も良い天気でしょう。カレー食べてから道の駅でお休み。あ、既に山口県に入っちゃってるわ。

田万川温泉 憩いの湯